笑壷ソサエティ

トピックス
TDM(前回)と養生七不可

微量分析の技術が進歩→【TDM】=「治療薬物モニタリング」

「治療薬物モニタリング」とは・・・
治療効果の判定や副作用の判断に役立てるために投与した薬剤が体内にどれぐらい残っているかを調べること

現状=TDMを行うには経済的な負担や採血時の苦痛を伴なうため、すべての薬剤に対して行うものではない

「投薬反対」報道の余波
   「薬の規制」
   「うつ病には【認知行動療法】→医療費の削減。患者が自ら訓練」




養生七不可=
杉田玄白が古希を迎え、健康であるために7つの「してはいけないこと」を記した養生書

杉田玄白・・・
江戸時代の蘭学者 「解体新書」「蘭学事始」を書いた(1733年10月20日〜1817年6月1日(84才))


・昨日の非は、恨悔すべからず→昨日の失敗を悔やまないこと

・明日の是は慮念すべからず→明日のことは過度に心配しないこと

・飲と食とは度を過ごすべからず→食べすぎ、飲みすぎに注意すること

・正物に非(あら)ざれば、苟(いやしく)も食すべからず→風変わりなものは食べないこと

・動作を勤めて、安を好むべからず→楽を求めずに、運動するよう心がけること

・壮実を頼んで、房をすごすべからず→元気さにかまけて無理をしないこと

・事なき時は薬を服すべからず→何事もない時は薬を飲まないこと




養生訓=
貝原益軒、83才の時実体験に基づいて書かれた書物(全8巻)
寿を全うするための身体の養生だけでなく、こころの養生も説いているところが特徴

貝原益軒・・・
江戸時代の本草学者、儒学者。著書は生涯に60部270余巻
世に益することを旨として著書の多くは平易な文体で、より多くの人に判るように書かれている(1630年12月17日11月14日〜1714年10月5日(84才))


【概要】
※「孟子」の「三楽」にちなみ、養生の視点から楽しむ「三楽」
 ・道を行い、善を積むことを楽しむ
 ・病にかかることの無い健康な生活を快く楽しむ
 ・長寿を楽しむ


※長寿まっとうのために自分の内側からの「四欲」を慎む
 ・あれこれ食べてみたいという食欲
 ・色欲
 ・むやみに眠りたがる欲
 ・徒ら(いたずら)に喋りたがる欲   徒ら=無駄に


※季節ごとの気温や湿度などの変化に合わせた体調の管理



「養生訓」の中で「人命の貴さ」について書かれた部分(現代語訳)

宇宙に寿命があるならば、それは人と比べればはるかに長いであろう。
人の寿命とは、宇宙の寿命に比べればはるかに短いものだ。
その短い寿命を、さらにその人が養生の道を行わず寿命を縮める行為をするのはおろかなことだ。
個人的には、宇宙には寿命などないと思っている。
あらゆる宇宙がその存在を変えながら永遠の昔から存在し、永遠の未来を持っていると思っている。

       


皆さん気づかれましたか?
貝原さんがお亡くなりになった、直ぐあとに杉田さんがお生まれになっています。そして、おふたりとも同じ歳で亡くなっていらっしゃいます。

いろいろな医療が整っていない時代、そして多種多様な食物やサプリメントがない時代の【84歳】は、今とは比べものにならない【長寿】だと思います。


杉田さんは「古希」つまり70歳の時に「養生七不可」を、貝原さんは83歳、お亡くなりになる1年前に「養生訓」を「8巻」書かれています。

晩年まで活動していらっしゃったわけですね。


貝原さんの「養生訓」の特徴は「身体の養生だけでなくこころの養生」です。今から【約300年前】の方が「宇宙的」な視野を持っていらっしゃった。凄いですね。

ぜひ
TDMと養生七不可(は次回です)星の循環物質と生物の細胞を合わせてお読み下さい。


ココロに笑顔、カラダに笑顔。笑壷ソサエティ HP