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ホリスティック医学とは
会長 帯津三敬病院名誉院長 帯津 良一             
                  
1926年にジャン・クリスチャン・スマッツという思想家が「ホーリズム(holism)と進化」という著作の中で「holism(※1)」の形容詞として初めて「Holistic」という造語を使いました。

Holisticという言葉は、ギリシャ語のholos(全体)を語源としています。
そこから派生した言葉にwhole,heal,holy,health...などがあり、健康(health)という言葉自体がもともと『全体』に根ざしています。

 現在、「ホリスティック」という言葉は、「全体」「関連」「つながり」「バランス」といった意味をすべて包含した言葉として解釈されています。

的確な訳語がないため、そのまま「ホリスティック」という言葉が使われていますが、意味する内容は決して新しく輸入された考えではなく、もともと東洋に根づいていた包括的な考え方に近いものといえます。


(※1)ホーリズム=holism
アリストテレスの「全体とは部分の総和以上のなにかである」という表現に代表される還元主義に対立する考え方。

また、1926年にJ.C.スマッツが著書「ホーリズムと進化」の中で主唱した。
現実の基本的有機体である全体は、それを構成する部分の総和よりも存在価値があるという理論。

また、同時に、一固体は孤立に存在するのではなく、それをとりまく環境全てと繋がっていると考える。


日本ホリスティック医学協会では「ホリスティック医学」を次のように定義しています。

1. ホリスティック(全的)な健康観に立脚する            
人間を「体・心・気・霊性」等の有機的統合体ととらえ、社会・自然・宇宙との調和にもとづく包括的、全体的な健康観に立脚する。

2. 自然治癒力を癒しの原点におく                  
生命が本来、自らのものとしてもっている「自然治癒力」を癒しの原点におき、 この自然治癒力を高め、増強することを治療の基本とする。

3. 患者が自ら癒し、治療者は援助する               
病気を癒す中心は患者であり、治療者はあくまでも援助者である。
治療よりも養生、他者療法よりも自己療法が基本であり、ライフスタイルを改善して患者自身が「自ら癒す」姿勢が治療の基本となる。

4. 様々な治療法を選択・統合し、最も適切な治療を行う     
西洋医学の利点を生かしながら中国医学やインド医学など各国の伝統医学、心理療法、自然療法、栄養療法、手技療法、運動療法、などの各種代替療法を 総合的、体系的に選択・統合し、最も適切な治療を行う。]

5. 病の深い意味に気づき自己実現をめざす            
病気や障害、老い、死といったものを単に否定的にとらえるのでなく、 むしろその深い意味に気づき、生と死のプロセスの中で、より深い充足感のある自己実現をたえずめざしていく。


「ホリスティックヘルスとは?」
「病気でない状態が健康である」という否定的な定義や血液や尿や細胞組織の検査結果が正常値の範囲以内であれば 健康である」という消極的な定義ではありません。

『 精神・身体・環境がほどよく調和し、与えられている条件において最良のクオリティ・オブ・ライフ(生の質)を得ている状態 』を健康と考える、より積極的な状態のことです。

ホリスティック医学をひと言でいうならば、人間をまるごと全体的にみる医学といえます。

健康や癒しとは本来、身体だけでなく目に見えない精神・霊性も含めた人間の全体性と深く関係があります。

これは、病気だけに限定されるものではなく、人生の中の生老病死というステージを考え、病を癒していくなかに関連する、あらゆる分野の「癒し」も大切に考えるということです。


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