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腸内環境を整える乳酸菌 〜花粉症など抑える〜
日本経済新聞 朝刊 「菌とつきあう」より
人間総合科学大学教授 藤田紘一郎


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 花粉症を抑える食品として最近注目されてきたのが乳酸菌である。

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 しかし、大切なことは自分の体質に合った乳酸菌を選ぶことである。

1週間食べ続けて、便の様子を見てよう。

便が黒ずんでおらず、黄色に近い色になっていれば、その乳酸菌が自分の体に会っていることを示している。


 なぜ、自分に合った乳酸菌が存在するのだろうか。

最近、東北大学大学院農学研究科の齋藤忠夫教授らは、人の血液型を認識する乳酸菌を発見した。

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大量に摂取しても、乳酸菌が一時的に腸内を通過するだけでは不十分である。

乳酸菌の機能が発揮され、維持されるためには腸内に長く留まっていなければならない。

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腸壁表層部を覆う腸ムチンの中に、乳酸菌が結合している特殊な物質があることを発見した。

それが血液型物質だったのだ。


 齋藤教授らは、ABOそれぞれの血液型に特異的に結合する乳酸菌が存在することも明らかにし、「血液型乳酸菌」と命名。

有名な海外医学雑誌に論文投稿した。

それぞれの血液型と相性のよい乳酸菌が腸内に長く留まることができ、腸内環境を整え、花粉症などの発症を抑えていることがわかった。


 実は、血液型物質と結合している微生物は乳酸菌ばかりではない。

ノロウイルスやピロリ菌など、私たちの胃や腸の悪さをする微生物も含まれている。