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中年は危機の世代

言葉の力で心にバランス〜ひとりで抱えこまないで〜
 
防衛医科大学校防衛医学研究センター教授 高橋祥友 精神科医
中日新聞 朝刊 「人生のページ」より



1998年以来、年間自殺者総数は3万人を超え、この数は交通事故死者数の約6倍

男性の自殺者率は女性の約2・5倍 例外はあるものの、世界的な傾向

自殺の背景にはうつ病、アルコール依存症、統合失調症などの心の病が。特にうつ病は密接に関連

うつ病にかかる率は女性が高い、ではなぜ自殺率は男性が高い?

生物学的な背景)男性の方が衝動性をコントロールする力が弱い。自らを傷つけようとしたときに、より危険な手段を用いる傾向が高い

精神医学的な背景)男性の方がアルコール依存症や薬物乱用が併合する率が高い。問題がさらに複雑に

社会的な背景)男は強くなくてはならない、弱音を吐いてはならない。自力で問題を解決しなければならないという制約があまりにも強い

そのために何か問題を抱えたときに、誰かに相談しようという行動に出られない


☆言葉は私たちが考えている以上に重要な働きをする

抱えた問題について、真剣に受け止めてくれる人に聞いてもらう
自分と問題の間に距離が出てきて、冷静さを取り戻す
自殺しか解決策が見えなかったのに、角度を変えていくつかの視点から問題をとらえる

※最後の最後まで強風に立ち向かい頑張りぬきポキリと折れる。老大木のような強さと弱さが男性にはある

以前、新聞でメンタルヘルスのコラム担当したとき「中年男性編」なのに、質問者は圧倒的に女性

いよいよ追い詰められてしまうと、相談相手を見つけるのが難しくなる

☆心理的な余裕があるうちに誰に相談するか考えておく。精神科受診を勧めるつもりはない

☆言葉に出して周りの誰かに自分の抱えた問題を話しかける。相談相手は人により異なる

☆問題を抱えたときに、ひとりで抱え込まないことが。心のバランスを保つうえで何よりも大切



残りの歩み方見つめ直す〜これまでの人生を振り返って〜

※人生を登山に喩えてみる

思春期が最初の山
40〜50歳くらいが2つ目の山

☆少し長めの休息を取って歩んできた道を振り返ってみる

自分が考えていた以上に長く険しい道のりを歩んできたことに気づいて驚くはず
素直に認めて自分自身を誉める

☆荷物の点検

不要な物をためこんで押しつぶされてしまっては本末転倒
本当に必要な物以外は整理する勇気を持つ

☆これからのルートの検討

最初の予定ルートでいいのか、別ルートを取る必要があるか
軽くなった荷物を担ぎなおして、さあもう一度出発!!

※あるがままの自分を受け入れ、必要なものを整理することが心のバランスを保つ第一歩

☆これまでの人生を振り返る具体的な方法

・周囲に人と語り合う
・カウンセラーに話しを聞いてもらう
・1冊のノートか手帳に人生について思いつくことを書く

印象深かった出来事、世話になった人々、悔しかった思い出、誇りにしている達成感

心に浮かんでくるものを記録 メモでも箇条書きでも文章でも

年の順に書く必要はない、一挙に全てを書く必要はない、1回に長い時間を取る必要はない、新たに書くことはない、又は1冊書き終えたらあらためて読み直してみる

・変化の乏しい、あたりまえの人生を送ってきたように思っていたのに、自分が考えていた以上に長くて曲がりくねった道を歩んできたことに気づくはず

・日記をつける習慣のある人ならば、日記を読み返してみるのもよい

※自分の人生を振り返ることが残りのルート点検に役立つ



※教室・講座にいらっしゃっても動きたくない時は、動かれなくても良いです。また、動きたくないポーズ(形)の時は、動かれなくても良いです。ただ、片側だけ(右側・左側)というのはお避け下さい 体のバランスが悪くなります。

・参加しているからには、やらなければならない
・できないなら、来てはいけない
・みんなと同じことを、しなければいけない
・みんな(或いはナビゲーター)と同じポーズ(形)が、出来なければいけない

というお考えは忘れて下さい。

自力整体・健康法の間は「自分だけの時間」「自分だけの空間」です。
それは、参加者すべての方にとって同じです。

「自分に集中する」ことで今必要な事を「心」が「体」が教えてくれます。
その声に耳を傾けて下さい とても大切な事です。

長く続けていらっしゃる方はみなさん同じお気持ちです。