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ロコモティブシンドローム
「介護を必要とせず、自立した生活ができる『健康寿命』を延ばすためにも、若いうちから注意して予防を心がけましょう。ロコモティブシンドロームで大切なのは"上手に体を使う"ことです。」

東京大学大学院教授 中村 耕三(なかむら・こうぞう)
専門:感覚運動機能医学、特に整形外科
経歴:1947年生まれ。73年東京大学医学部卒業


ロコモティブシンドロームは、略して"ロコモ"と呼ばれます。
日本語にすると、「運動器症候群」となります。

具体的には、骨、関節、筋肉といった運動器の機能が衰えることにより、日常生活での自立度が低下し、介護が必要になったり、寝たきりになる可能性の高い状態です。

ロコモティブシンドロームの主な原因として「バランス能力の低下」「筋力の低下」「骨粗しょう症」「変形性関節症」「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」があげられます。

要介護や寝たきりになる原因には「脳卒中」や「認知症」があります。

しかし、約4人に1人は「関節の痛み」や「転倒」などによる「骨折」など、骨、関節、筋肉といった、体を動かす「運動器」の障害が原因です。

最近の研究で、運動器の障害はいくつも重なっていることがわかってきたため、要介護や寝たきりを防ぐには、これまでとは違う概念で運動器の障害を捉えることが必要になってきました。

そうした考え方から、新たに提唱されたのが「ロコモティブシンドローム」です。

ロコモティブシンドロームの予防や進行防止には、全身の状態に合わせた適度な運動である"ロコトレ"が必要です。

ロコモティブシンドロームの症状やその程度はさまざまですが、歩ける距離や場所からおおよその判断がつきます。

ロコモティブシンドロームが進み、運動機能が低下して転倒の危険性が高い「運動器不安定症」とされる人は、専門医の指導の下で運動を行う必要があります。

「ロコモティブシンドローム」とは
腰痛やひざの痛みなど体を動かす機能の障害が原因で全身の状態が悪くなり、寝たきりや要介護につながること。寝たきりの原因として、認知症や脳卒中などとならんで新たに注目されつつある。腰痛やひざの痛みを個別に治療するだけではなく、バランス感覚や筋力など全身を総合的にとらえた対処が重要。

NHK健康ホームページ「あなたのホームドクター」より


「トピックス」より
ロコモティブシンドローム予防
運動器不安定症


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